スマホアプリの乱立を解決して欲しい!
- LAPIN PDG
- 2025年12月29日
- 読了時間: 3分

〜デメリットしかないスマホアプリ乱立〜
キャッシュレス決済やポイントサービスの普及により、私たちの財布は軽くなりました。しかし、その代償として「スマホの中身」が肥大化し、管理の複雑さが限界に達しています。
ビジネスパーソンの視点で、なぜ「アプリの乱立」が問題なのか、そしてなぜ「統一アプリ」が待望されているのかを解説します。
■決済・ポイントアプリの「乱立」がもたらす3つの弊害
現在、日本のキャッシュレス市場は「戦国時代」が続いており、各社が囲い込みのために独自のアプリを展開しています。これがユーザーに以下のストレスを与えています。
1. レジ前での「アプリ探し」というタイムロス
会計時、数あるアイコンの中から特定の決済アプリを探し、さらに別のポイントアプリを提示し、クーポンを探す……。このプロセスは、本人だけでなく後続の客にとっても大きなストレス(摩擦)となっています。
2. 「ポイント失効」と「残高分散」の管理コスト
各社が数%の還元を競っていますが、小分けになったポイントやチャージ残高を管理する精神的なコストは、得られる利益を上回り始めています。「どこにいくらあるか分からない」状態は、資産管理におけるリスクでもあります。
3. スマホの容量と通知のオーバーフロー
数十個のアプリがバックグラウンドで動作し、個別にプッシュ通知を送ってくる状況は、スマホのパフォーマンス低下や注意力の散漫を招きます。
■なぜ「統一アプリ」が求められるのか
消費者が切望しているのは、単なる「便利な決済」ではなく、「決済・ポイント・管理が1つで完結する体験(摩擦ゼロの経済圏)」です。
●「スーパーアプリ」への期待
中国のWeChat PayやAlipay、インドのUPI(Unified Payments Interface)のように、1つのアプリであらゆる決済、公共料金の支払い、予約、ポイント管理が完結する「スーパーアプリ」の形態が理想とされています。
・インターフェースの統一
どの店舗でも操作感が同じであること。
・データの統合
家計簿アプリと連携せずとも、全支出が一目で可視化されること。
・相互運用性
A社のポイントをB社の決済でシームレスに使えるような、共通規格の普及。
■業界の動き
〜統合と共通化の兆し〜
この「不便さ」をビジネスチャンスと捉え、統合に向けた動きも加速しています。
・共通QRコード「JPQR」の推進
総務省主導で、1つのQRコードで複数の決済に対応する仕組みが広がっています。
・経済圏の集約
楽天、PayPay(ソフトバンク・LINE)、Vポイント(三井住友・CCC)、dポイント(ドコモ)など、巨大な「5大経済圏」への集約が進み、アプリの統合が進んでいます。
・OSレベルでの統合
Apple WalletやGoogle Walletが、クレジットカード、ポイントカード、さらには身分証明書までを取り込み、アプリ間の垣根を越えようとしています。
■ビジネスパーソンに求められる視点
アプリの乱立は、市場が成熟する過程で避けて通れない「過渡期」の現象です。しかし、顧客体験(UX)の観点からは、「自社アプリへの囲い込み」よりも「他社とのシームレスな連携」を重視する企業が、最終的に選ばれる時代へとシフトしています。
私たちが求めているのは「お得なアプリ」ではなく、「何も考えずに最適な支払いと還元が完了するインフラ」です。



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