不倫をする人の心理と社内不倫の結末
- LAPIN PDG
- 2025年10月27日
- 読了時間: 7分

■Part1:心理学的観点からの解説
不倫(配偶者やパートナー以外の異性との肉体関係を伴う親密な関係)は、個人の行動でありながら、そこには多様な心理的要因が複雑に絡み合っています。心理学的観点から、なぜ人は不倫に走るのか、その背景にある心理を探ります。
1. 結婚生活・パートナーシップにおける不満と欠落感
多くの不倫の背景には、現在の結婚生活やパートナーとの関係における「満たされない思い」があります。
1-1. 承認欲求・自己肯定感の充足を求める心理
家庭内でパートナーからの関心や評価が得られないと感じたとき、人は承認欲求を満たそうと外部に目を向けがちです。
・「必要とされたい」「頼りにされたい
特に男性に見られる傾向として、家庭内で役割や価値を認められなくなったと感じると、別の相手から必要とされることで自己肯定感を回復させようとします。
・「女性(または男性)として扱われたい」
育児や生活に追われ、異性として見られなくなったと感じた女性や、パートナーとの関係が冷え切った男性が、不倫相手に魅力を感じ、自己の女性性・男性性を再確認しようとします。
1-2. コミュニケーションと感情的な繋がりの欠如
夫婦間の会話が事務連絡や義務的なものになり、感情的な交流が不足していると、心の隙間が生まれます。
・「理解者」の希求
自分の話に真剣に耳を傾け、共感してくれる存在に強く惹かれ、「この人なら自分を分かってくれる」という感覚を外部に求めることで、不倫関係が始まることがあります。
・逃避と刺激の追求
結婚生活のルーティンやストレスから逃避したい、平凡な日常に新鮮さや刺激を求める心理も大きな動機となり、新しい恋愛感情に溺れます。
2. 個人の特性や欲求に起因する心理
パートナーシップの問題だけでなく、不倫をする個人の内面的な要因も大きく影響します。
2-1. 性的欲求の不満と充足
性的な不満は不倫の直接的な要因の一つです。
・セックスレス
パートナーとの性的な交流がない、または満足できない状態が続くと、性欲を満たすために外部に相手を求めます。
・強い性的欲求
個人の性欲の強さがパートナーのそれと合わない場合や、性的な刺激を優先する傾向が強い場合、不倫の心理的ハードルが低くなることがあります。
2-2. 自己中心的・衝動的な傾向
個人の性格特性として、自己中心的な傾向や衝動制御の弱さが不倫につながる場合があります。
・欲求の最優先
自分の欲求を満たすことが最優先となり、パートナーの気持ちや倫理観よりも、自分が心地よいかどうかを基準に行動してしまいます。
・快楽主義
目の前の快楽や刺激を追い求め、将来的なリスクや責任を軽視する傾向があります。
2-3. 背徳感と「ロミオとジュリエット効果」
不倫には「秘密の関係」という側面があり、その背徳感や緊張感が、かえって恋愛感情を増幅させることがあります。
・ドーパミンの放出
秘密を守るスリルや、バレるかもしれないという緊張感は、脳内で快楽物質であるドーパミンを大量に放出させます。
・吊り橋効果の錯覚
このドキドキ感を「相手が好きだから」と誤認・錯覚してしまうことで、不倫相手への思いがより強く燃え上がりやすい状態になります(ロミオとジュリエット効果と同様のメカニズム)。
3. 進化心理学・脳科学的視点
人間が持つ本能や脳のメカニズムも、不倫の傾向を説明する一つの要素です。
3-1. 進化心理学的視点
進化心理学では、男性はより多くの女性と関係を持つことで遺伝子を残す本能(多様な子孫を残したい)が働きやすいとされ、女性は安定的で質の良い資源を持つ男性を求める傾向がある(安定的なパートナーシップと、より優れた遺伝子を持つ可能性のある相手の両方を求める)とする考え方があります。これはあくまで一つの側面であり、現代社会における不倫のすべてを説明するものではありませんが、本能的な要因として言及されることがあります。
3-2. 脳の抑制機能の低下
脳科学的には、不倫に走る人は感情や衝動を制御する前頭前野の機能が弱っている可能性が指摘されています。ストレスやアルコールなどにより、この「感情のブレーキ」が弱まると、理性が働きにくくなり、不倫という倫理的に問題のある行為に「魔が差す」状況が生まれやすくなると考えられています。また、不倫を繰り返すことで罪の意識が薄れていく、倫理的な麻痺も指摘されています。
不倫をする人の心理は、単なる「遊び」や「道徳心の欠如」といった単純なものではなく、結婚生活における欠落感(承認欲求、愛情、コミュニケーション)、個人の特性(衝動性、自己中心性、性的欲求)、そして背徳感がもたらす興奮といった多角的な心理要因によって引き起こされる複合的な問題であると言えます。
不倫は、満たされない内的な欲求を、最も手軽で刺激的な形で一時的に満たそうとする「対症療法」的な行動である、と捉えることもできます。
■Part2:社内不倫がもたらす結果は破滅への道
職場での不倫(社内不倫)は、当事者だけでなく、職場環境や家庭にも深刻な影響を及ぼす可能性があります。その主な結果やリスクについて解説します。
社内不倫が発覚した場合、仕事上の影響、法的な影響、人間関係への影響の三つの側面で様々な結果が生じる可能性があります。
1. 仕事・キャリアへの影響
1-1. 会社からの懲戒処分
不倫は基本的にプライベートな事柄ですが、社内不倫の場合、職場の秩序や風紀を乱す行為として、会社から懲戒処分の対象となることがあります。
・配置転換・異動・降格
当事者が同じ部署にいることで業務に支障が出ると判断された場合、部署異動や配置転換が命じられることがあります。場合によっては降格処分となることもあります。
・諭旨解雇・懲戒解雇
稀なケースですが、不倫関係が原因で業務に重大な支障をきたしたり、企業イメージを著しく損ねたりした場合は、最も重い処分である解雇に至る可能性もゼロではありません。
1-2. 社内での信頼・評価の失墜
不倫が発覚すると、同僚や上司からの信頼を失い、職場に居づらくなるケースが非常に多いです。
・キャリアへの悪影響
昇進や昇給の評価に悪影響が出たり、重要なプロジェクトから外されたりするなど、築いてきたキャリアが崩れる可能性があります。
・自主退職
周囲の視線や居心地の悪さから、自主的に退職を選ぶ人も少なくありません。
1-3. ハラスメント問題への発展
関係性に上下関係(上司と部下など)がある場合、たとえ双方が合意していたとしても、セクシャル・ハラスメント(セクハラ)として問題になるリスクがあります。セクハラと判断されれば、より重い懲戒処分につながる可能性が高まります。
2. 法的・家庭への影響
2-1. 慰謝料の請求
不倫は民法上の不法行為にあたり、不倫された配偶者(自身の配偶者、または不倫相手の配偶者)から、不倫をした当事者(自身と不倫相手)に対して慰謝料を請求される可能性があります。
2-2. 離婚問題への発展
不倫が配偶者に発覚した場合、夫婦関係の破綻を招き、離婚を求められる可能性が高まります。離婚に至った場合、慰謝料の支払いに加え、財産分与や子どもの親権、養育費など、様々な問題が生じます。
3. 人間関係・精神的な影響
3-1. 職場の人間関係の悪化
不倫の噂は広がりやすく、職場の雰囲気を悪化させたり、他の社員の業務に影響を及ぼしたりする可能性があります。また、当事者同士の関係が解消した後も、職場で顔を合わせることで精神的な負担がかかり続けます。
3-2. 精神的苦痛
不倫が発覚し、仕事や家庭での立場を失うことへの不安や、周囲からの非難、関係者とのトラブルなどにより、大きな精神的苦痛を負うことになります。
職場での不倫は、一時的な感情から生じるかもしれませんが、その結果は当事者の人生において、仕事・家庭・金銭的な面で長期にわたる深刻な影響をもたらすリスクが高いと言えます。
もし不倫が発覚した時は、破滅への道を歩むことになるでしょう。それでも不倫をしたいですか?



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