物販副業の落とし穴
- LAPIN PDG
- 1月27日
- 読了時間: 3分

〜ドロップシッピングの問題点〜
副業解禁の流れに乗って、「在庫を持たない」「低リスク」という言葉に惹かれドロップシッピングに興味を持つビジネスパーソンが増えています。
しかし、実務レベルで検討すると、ドロップシッピングは「手軽」ではあっても「容易」ではないという現実に直面します。本記事では、本業を持つビジネスパーソンが陥りやすいドロップシッピングの構造的リスクと問題点を徹底解説します。
1. 利益率の低さと「広告費」のジレンマ
ドロップシッピングの最大の魅力は在庫リスクの回避ですが、それは裏を返せば「利益率の低さ」に直結します。
・薄利多売の構造
一般的な卸売モデルに比べ、ドロップシッピングはサプライヤー側が発送・在庫管理を代行するため、手数料が上乗せされています。
・集客コストの圧迫
多くのビジネスパーソンはSNS広告やリスティング広告で集客を試みますが、低利益率の商品(利益率10〜20%程度)では、顧客獲得単価(CPA)が利益を上回る「赤字垂れ流し」状態に陥りやすいのが現実です。
2. コントロール不能な「品質」と「配送」
ビジネスパーソンにとって最も貴重な資源は「時間」ですが、ドロップシッピングはこの時間を「カスタマー対応」に奪われるリスクを孕んでいます。
・発送遅延の責任
サプライヤー側のトラブルで発送が遅れたとしても、購入者から見ればあなたのショップが責任者です。
・検品不足
商品を一度も目にすることなく発送するため、不良品が届いた際のクレーム対応が後手に回ります。「自分の目を通さない」という仕組みが、ブランドの信頼性を損なう要因となります。
3. 市場の飽和と差別化の困難さ
多くのドロップシッピングサイト(AliExpressなど)から商品を引用する場合、「誰でも同じ商品を、同じ写真で、同じ価格帯で」販売することになります。
・画像検索の壁
賢い消費者はGoogle画像検索を使い、より安いショップやAmazon、楽天ですぐに同一商品を見つけ出します。
・独自の価値提供が困難
商品開発に関与できないため、付加価値を付ける手段が「サイトデザイン」や「コピーライティング」に限定され、高度なマーケティングスキルが求められます。
4. プラットフォームの規約リスク
Amazonや楽天などの大手プラットフォームは、単純な転売やドロップシッピングに対して年々規制を強めています。
例えば、注文を受けてから他社のECサイトで購入して直送する行為は、多くのプラットフォームでアカウント停止(BAN)の対象となります。独自のECサイト(Shopify等)を構築する場合でも、決済ゲートウェイの審査で「在庫の証明」を求められるケースが増えています。
5.ドロップシッピングで不労所得は得られない
ドロップシッピングは「不労所得」ではなく、高度な「Webマーケティング・運用代行」の仕事です。参入を検討される際は、以下のチェックリストを確認してください。
・利益率:リスク高い
高単価商品、またはリピート性の高い商材を選ぶ。
・競合:リスク高い
独自のブランドストーリーや特化型セグメントの構築。
・対応コスト:中くらい
信頼できる国内サプライヤーとの提携、自動化ツールの導入。
ドロップシッピングは、スキルの習得と割り切って始めるには良い教材ですが、安定した収益の柱とするには「仕入れの独自化」が不可欠です。
ドロップシッピングを利用した物販副業の甘い誘惑に注意してください。



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