組織の5原則
- LAPIN PDG
- 2025年12月10日
- 読了時間: 3分

〜組織運営の土台を築く!〜
組織を効果的に運営し、成果を最大化するためには、守るべき基本的なルールがあります。これらは組織の5原則として知られており、健全な組織作りの土台となります。ビジネスパーソンとして、これらの原則を理解し、日々の業務やマネジメントに活かすことは極めて重要です。
■組織の5原則とは?
組織の5原則は、組織論の古典的な原則であり、特に管理のしやすさと効率性を高めるために考案されました。これらは、組織構造の設計や、権限と責任の配分を考える際の指針となります。
以下に、それぞれの原則を解説します。
1. 専門化の原則(Principle of Specialization)
・内容
組織内の業務を細分化し、各担当者が特定の仕事に専念することで、効率と熟練度を高めるべきであるという原則です。
・メリット
特定分野での深い知識やスキルが蓄積され、業務の質が向上します。
・例)
営業部門、マーケティング部門、人事部門といった機能別の分業。
2. 権限・責任一致の原則(Principle of Parity of Authority and Responsibility)
・内容
ある任務を達成するための権限と、その任務の達成に対する責任は、必ず等しく釣り合っているべきであるという原則です。
・問題点
権限がないのに責任だけ負わされる(またはその逆)状態は、業務遂行を妨げ、モチベーションを低下させます。
・ポイント
上司は部下に仕事を任せる際、必要な決定を下せるだけの権限も一緒に委譲する必要があります。
3. 統制範囲の原則(Principle of Span of Control)
・内容
一人の上司が直接、適切に管理できる部下の数には限界があるという原則です。
・適正な範囲
この範囲(スパン)が広すぎると、上司の目が届かず指導が不十分になり、狭すぎると階層が増えすぎてコミュニケーションが非効率になります。
・考慮要素
部下の能力、業務の複雑性、標準化の程度などによって適正な統制範囲は変化します。
4. 階層の原則(Principle of Hierarchy)
・内容
組織の意思決定や命令系統は、上から下へと**明確な階層(ピラミッド構造)**を通じて流れるべきであるという原則です。
・メリット
命令の一貫性と秩序が保たれます。誰が誰に指示を出し、誰に報告すべきかが明確になります。
・関連
組織図(オーガニゼーション・チャート)はこの原則を視覚化したものです。
5. 命令一元化の原則(Principle of Unity of Command)
・内容
部下はただ一人の上司からのみ命令を受け、報告すべきであるという原則です。
・重要性
この原則が守られないと、「二重命令」が発生し、部下はどちらの指示に従うべきか混乱し、組織内の対立や非効率を招きます。
・行動
複数の部署を兼任する場合でも、報告ラインは一つに絞るのが理想的です。
■組織の5原則をビジネスで活かすには
これらの原則は、特に組織構造の見直しや新しいチームを立ち上げる際に役立ちます。
・マネージャーとして
統制範囲を意識してチームサイズを決定し、部下に任務を与える際は必ず権限を付与できているかを確認しましょう。また、命令一元化を徹底し、明確な指揮命令系統を確立します。
・メンバーとして
自身の専門分野(専門化の原則)でのスキルアップに努め、自分の任務に対して与えられている権限と負っている責任のバランスを常に認識しましょう。
組織の5原則は、時代やテクノロジーの変化によってその解釈や適用方法が変わることはあっても、組織運営の普遍的な基礎知識です。この原則を理解し実践することで、あなたの組織はより強く、より効率的になるでしょう。



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