営業も合コンも成功の鍵はアイスブレイクにあり!
- LAPIN PDG
- 9月9日
- 読了時間: 4分

〜共通点と違いを徹底解説〜
ビジネスシーンでは、新しいクライアントとの商談。プライベートでは、初対面の人との合コン。どちらも、最初の数分でその後の関係性が大きく左右される重要な局面です。
「何を話せばいいんだろう?」「どんな質問をしたら盛り上がるかな?」
そんな風に悩んだ経験は誰にでもあるはず。実は、営業も合コンも、成功の鍵を握るのは「アイスブレイク」です。
一見全く違うように思えるこの2つのシチュエーションですが、効果的なアイスブレイクには共通の原理原則があります。今回は、その共通点と違いを明確にし、あなたのコミュニケーションスキルをさらに高めるためのヒントをお伝えします。
1.営業と合コン、アイスブレイクの共通点
1) 警戒心を解き、安心感を生む
初対面の人と話すとき、人は誰でも少なからず警戒心を持っています。営業では「この人は何を売りつけようとしているのだろう?」、合コンでは「どんな人だろう?」といった心理的な壁があります。
アイスブレイクの第一の目的は、この警戒心を解き、相手に「この人と話すのは楽しいな」「この人になら心を開いても大丈夫だ」と感じてもらうことです。そのためには、共通の話題を見つけたり、ポジティブな雰囲気を作ったりすることが重要になります。
2) 相手に興味を持つ姿勢を示す
人は誰しも自分の話を聞いてほしい、理解してほしいと思っています。効果的なアイスブレイクは、「私はあなたに興味がありますよ」というメッセージを非言語的にも、言語的にも伝えることから始まります。
営業なら、事前にリサーチした相手の会社の取り組みや業界のニュースに触れる。合コンなら、相手の趣味や好きなものについて質問する。「へー、そうなんですね!」「もっと詳しく聞きたいです」といった相槌や質問を積極的に入れることで、相手は「この人は自分の話に耳を傾けてくれている」と感じ、心を開いてくれやすくなります。
3. 共通点を探し、共感を生み出す
共通の話題を見つけることは、一気に距離を縮める最速の方法です。出身地、趣味、好きな食べ物、最近のニュースなど、どんな些細なことでも構いません。
共通点が見つかると、共感が生まれ、「私たち、似ているかも」という一体感が生まれます。この一体感が、その後の円滑なコミュニケーションの土台となります。
2.営業と合コン、アイスブレイクの決定的な違い
共通点が多い一方で、目的が異なるため、アプローチに決定的な違いがあります。
1) 最終目的
・営業
信頼関係を築き、最終的に「ビジネスの成功」につなげること。
・合コン
楽しい時間を過ごし、最終的に「プライベートな関係の構築」につなげること。
営業では、アイスブレイク後には必ず本題(商談)に入ります。アイスブレイクで親睦を深めても、最終的に相手の課題を解決し、ビジネスを成功に導くという目的意識を忘れてはいけません。合コンでは、本題というものが明確にはなく、会話自体が目的となり得ます。
2) 話題の選び方
・営業
相手のビジネスや業界、趣味など「相手に関連するポジティブな話題」が中心。
・合コン
相手の仕事以外の趣味や興味、最近の出来事など「個人的で、お互いに楽しめる話題」が中心。
営業では、自社の自慢話や個人的な不幸話、政治や宗教といったデリケートな話題は厳禁です。一方、合コンでは仕事の話ばかりだと堅苦しくなってしまいがちなので、プライベートな興味や関心を掘り下げる方が盛り上がりやすいでしょう。
3) ゴールの設定
・営業
アイスブレイクの後の「本題」にスムーズにつなげるための足がかり。
・合コン
アイスブレイク自体が「会話を盛り上げ、楽しむこと」がゴールになり得る。
営業の場合、アイスブレイクが長すぎると「結局何が言いたいの?」と相手に不信感を与えかねません。頃合いを見て、スマートに本題へ移行することが求められます。合コンでは、アイスブレイクで話が盛り上がり、その時間がずっと続くこともよくあります。
3.まとめ
〜本質を見抜けば、どんな場面でも応用できる〜
営業と合コンのアイスブレイクは、「相手の警戒心を解き、信頼関係を築く」という本質においては共通しています。
しかし、それぞれの最終目的を理解し、その場に合った話題やゴール設定を使い分けることが成功への鍵となります。
これらの違いを意識してアイスブレイクに臨めば、あなたはどんな初対面の場面でも、相手の心を掴むことができるでしょう。
あなたの次の商談や合コン、どんなアイスブレイクを試してみたいですか?
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