AI副業は稼げない現実
- LAPIN PDG
- 2025年10月23日
- 読了時間: 5分

〜高単価案件の壁と初心者のジレンマ〜
近年、AI技術の進化に伴い「AI副業」が注目を集めています。しかし、その華やかなイメージの裏側には、特に始めたばかりの人が直面する厳しい現実があります。
本記事では、AI副業における高単価案件の競争と、初心者が陥りがちな「低単価スパイラル」について解説します。
1. 高単価案件は「プロ」が優先的に受注する現実
AI副業における高単価な案件、例えばAIモデルの開発、複雑なデータ分析、既存システムへのAI導入コンサルティングなどは、高い専門性と実績が求められます。
※求められるハイレベルなスキル
これらの案件は、単にAIツールを操作できるというレベルを超え、以下のような専門スキルを持つ「プロ」が優位に立っています。
・プログラミングスキル(Pythonなど)
AI開発やデータ処理のための高度なコーディング能力。
・機械学習・深層学習の専門知識
モデルの設計、チューニング、効果的な運用に関する深い理解。
・データサイエンスの知識
統計学に基づいたデータ分析能力と、結果をビジネスに活用する視点。
・実務経験と実績
過去のプロジェクト成功事例や、特定の業界・分野における専門的な知見。
クライアント側も、高額な報酬を支払う以上、プロジェクトを確実に成功させられる実績と信頼のあるプロフェッショナルに依頼するのは当然の流れです。結果として、初心者や経験の浅い人がいきなり高単価案件を獲得するのは極めて難しいのが現実です。
2. 初心者が直面する「適切な案件がない」「低単価」のジレンマ
一方で、AI副業を始めたばかりの人がアクセスしやすい案件は、どうしても単価が低くなりがちです。
(1) AIを活用した「単純作業」案件
初心者でも比較的取り組みやすいのは、AIツールを使って作業を効率化するタイプの案件です。
・簡単な画像生成・編集
プロンプトを指定してAIに画像を生成させる、または生成された画像を少し修正する。
・AIによる文章生成・リライト
AIで生成した文章の校正・編集、簡単なリライト作業。
・データ入力・分類
AIの前処理としての簡単なデータ整理やタグ付け。
これらは作業の難易度が低い分、競争が激しく、単価相場も1件あたり数千円程度と低くなりがちです。作業時間を考慮すると、時給換算で最低賃金を下回ることも珍しくありません。割に合わないと感じるケースも少なくないのです。
(2) 経験を積むための「低単価スパイラル」
ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトなどでは、「実績がないからまずは低単価案件を受けて評価を積む」という戦略が一般的です。しかし、AI副業においてもこの戦略は以下のジレンマを生みます。
・低単価案件の受注
実績作りのため、意図的に相場より低い単価で案件を受注する。つまり、いくらやっても儲からない。
・実績は増えるがスキルは伸びにくい
簡単な案件ばかりでは、高単価案件に必要な専門的なスキル(モデル構築など)が身につかない。
・高単価案件への応募で不利
実績は増えても、ポートフォリオが単純作業ばかりになり、プロの専門的な実績には及ばず、高単価案件の審査を通過できない。
この結果、いつまでも低単価の単純作業から抜け出せない「低単価スパイラル」に陥ってしまうリスクがあります。
3. 初心者がAI副業で稼ぐための現実的なアプローチ
AI副業で着実に収入を伸ばしていくには、以下の現実的なステップを踏むことが重要です。
ステップ1:基礎スキル習得と専門分野の特定
Python、統計学、機械学習の基礎を学習し、AIライティング、動画生成、特定のプログラミング分野など、自分の得意分野を絞る。
ステップ2:実績づくりとスキルアップを兼ねる
単なる単純作業ではなく、「AIツールを活用した特定のビジネス課題解決」に繋がる中〜低単価案件を狙う(例:AIを活用したマーケティング文章作成、データ分析レポートなど)。
ステップ3:ポートフォリオの充実
自分のスキルを証明できるオリジナルの成果物(例:自作のAIアプリ、データ分析ダッシュボードなど)を作成し、高単価案件の応募に備える。
ステップ4:高単価案件への挑戦
専門分野を活かした案件に絞り込み、単価交渉の材料として実績とポートフォリオを提示する。
たとえ、高度なスキルがあったとしても、それを実績で証明できなければ、高額案件を獲得することはできません。高額案件に申し込んでも受注は困難です。実績があるプロに優先的に依頼するからです。
初心者や経験が浅い方は、なかなか高額案件を受注できず、実績を積むことが困難な状況にあります。スキルアップのために、高額なスクールや情報商材を利用しても、スキルを実績で証明できなければ、元が取れないこともありえます。
AI副業は、参入障壁が下がった一方で、真に稼ぐためには専門性と実績が不可欠です。幻想を抱かず、地道なスキルアップと戦略的な案件選択が、副業を成功させる筋道となります。
華やかなイメージに憧れて、AI副業を始めても、仕事があるとは限らないことは覚悟してください。AI副業は、クライアントを獲得する営業力も求められます。
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