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ピンチの時にわかる人間関係の本質

The true nature of human relationships revealed in times of crisis
The true nature of human relationships revealed in times of crisis


〜年商1億2000万円のEC事業が教えてくれたこと〜


事業が波に乗り、年商1億2000万円を突破したあの頃。私の周りには常に人が溢れ、様々な縁が次々と舞い込んでいました。しかし、本当の意味で「誰が真の味方か」を知ったのは、皮肉にもその売り上げが落ち始め、事業がピンチに陥った時でした。


ビジネスの酸いも甘いも噛み分けて導き出した、人間関係と経営における一つの真理。それは「ピンチの時にこそ、相手の本性が痛いほどよくわかる」ということです。




■「金の匂い」に引き寄せられる人たち


事業が好調な時、放っておいても人は勝手に集まってきます。連日のように新しい取引先から声がかかり、会食や商談の予定でスケジュールは埋まっていきました。


しかし、その活況の裏で、常に一抹の虚しさを感じていたのも事実です。なぜなら、好調な時に集まってくる人々の多くとは、どれだけ時間を共有しても「親密な関係」にはなりづらかったからです。彼らの多くが惹かれていたのは、私自身や事業のビジョンではなく、そこから発せられる「金の匂い」だったのです。




■潮が引くように人が消える瞬間


その現実を突きつけられたのは、売り上げに陰りが見え始めた時でした。


事業の不調を察知した途端、見事なまでに人が離れていきました。あんなに熱心に連絡をくれていた取引先からのレスポンスは遅くなり、顧客も少しずつ離れていく。金の匂いがしなくなった途端、人は蜘蛛の子を散らすように逃げていくものです。

冷酷なようですが、これがビジネスのリアルな現実です。



■どん底で残ってくれた「事業の宝」


しかし、すべてを失ったわけではありませんでした。周りから人が消え去っていく中で、それでも逃げずに残ってくれたお客様や取引先がいたのです。


利益が出ないかもしれない、共に沈んでしまうリスクすらある。そんな状況下でも見放さずに伴走してくれる彼らこそが、事業にとって何にも代えがたい「真の宝」です。苦しい時に背中を支えてくれた人々の顔は、今でも忘れることができません。





■平時から見極め、自ら手を差し伸べる


この経験から、私は経営者として、そして一人の人間として、人間関係の築き方を大きく変えました。


ピンチになってから慌てるのではなく、「普段から困った時に助けてくれる人なのか」を平時のうちに見極めること。調子の良い時にすり寄ってくる甘い言葉に惑わされず、相手の行動の根底にある誠実さを観察する必要があります。


そして何より重要なのは、自分が大切にしたい人が困っていたら、迷わず真っ先に手を差し伸べることです。


ビジネスは結局のところ、人と人との繋がりでできています。「金の切れ目が縁の切れ目」で終わる関係ではなく、互いがピンチの時に無条件で助け合える関係性こそが、どんな不況にも負けない最強のセーフティネットになるのです。



【強い組織と関係性を作るための3ヶ条】


・好調な時に集まる人を過信しない

相手が何を目的に近づいてきているのか、冷静に見極める目を持つ。


・伴走者を「宝」として徹底的に大切にする

苦しい時に残ってくれた顧客や取引先には、必ず恩返しをする。


・見返りを求めず、先に手を差し伸べる

大切な人が窮地に立たされた時こそ、自らが一番の味方になる。


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©2023 合同会社ラパンサービス

Écrit par Hideo Yamamoto.

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