本屋でトイレに行きたくなるのはなぜ
- LAPIN PDG
- 2025年12月24日
- 読了時間: 3分

〜不思議な青木まり子現象〜
「本屋に行くと、なぜかトイレに行きたくなる……」
そんな不思議な現象を経験したことはありませんか?実はこれ、日本で広く知られている「青木まり子現象」と呼ばれるものです。単なる思い込みではなく、多くの人が共感するこの現象の正体について解説します。
■青木まり子現象とは?
青木まり子現象(あおきまりこげんしょう)とは、書店に足を踏み入れた際に、突如として便意を催す現象のことです。
この名前は、1985年に雑誌『本の内容』の読者投稿欄に、青木まり子さんという女性が「数年前から、本屋へ行くと便意を催すようになりました」という悩みを寄せたことに由来します。この投稿をきっかけに、同様の経験を持つ読者から大きな反響があり、編集部によって命名されました。
※主な特徴
・場所
大型書店であるほど発生しやすい。
・時間
本屋に入って数分から10分程度で起こることが多い。
・症状
腹痛を伴うものから、単なる便意まで様々。
■なぜ起こる?
〜考えられる主な説〜
実は、この現象は医学的・科学的に完全に証明されているわけではありません。しかし、いくつかの有力な仮説が立てられています。
1. 紙やインクの匂いによる刺激
本に使用されている紙の匂いや、印刷に使われるインクの成分が、自律神経や嗅覚を刺激し、腸の働き(ぜん動運動)を活発にするという説です。
2. 精神的なリラックス効果
静かで落ち着いた書店の雰囲気は、人をリラックスさせます。副交感神経が優位になると消化器官の働きが活発になるため、その結果として便意が促されるという考え方です。
3. 「読む」という知的活動による刺激
活字を目で追い、脳が情報を処理しようとする知的刺激が、脳から腸へと伝達される(脳腸相関)ことで排泄が促されるとする説です。
4. 条件反射(パブロフの犬)
「家で本を読みながらトイレに入る習慣」がある人が、書店で本を見ることで脳が「トイレの時間だ」と勘違いしてしまう条件反射的なメカニズムです。
5. 姿勢の問題
本棚を眺める際に、首を少し傾けたり、中腰になったりする特有の姿勢が、腹圧をかけたり腸を刺激したりしているという物理的な見解もあります。
■対策と付き合い方
もしこの現象に悩んでいる、あるいは大切な探し物がある時に困るという場合は、以下の対策を試してみてください。
・事前に済ませておく
最も確実な方法です。
・滞在時間を決める
長居をせず、目的の本をさっと手に取る。
・トイレの場所を確認
書店に入ったら、まずトイレの位置を把握して精神的な安心感を得る。
※豆知識
この現象は日本独自の呼び名ですが、海外でも同様の経験を持つ人はいます。しかし、これほど明確に個人名が冠された名称で定着しているのは、日本ならではの文化的な面白さと言えるでしょう。
青木まり子現象は、決して恥ずかしいことではなく、心身のメカニズムが繊細に反応している証拠かもしれません。



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