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「ベビー社員」とは?

What is a baby employee?
What is a baby employee?

〜Z世代との違いと職場の現状〜


近年、ビジネスの現場で「ベビー社員」という言葉を耳にする機会が増えました。これは、新入社員や若手社員の中でも特に、まるで赤ちゃんのように手厚いフォローや配慮が必要とされる人材を指す言葉です。



■「ベビー社員」の特徴


「ベビー社員」には、主に以下のような特徴が見られます。


・指示がないと動けない

自ら考えて行動することが苦手で、一つひとつの業務に対して詳細な指示や確認を求める傾向があります。


・打たれ弱い、繊細

ちょっとした注意やフィードバックで深く傷つき、モチベーションが著しく低下することがあります。


・他責思考

自分のミスや失敗を認めず、「〜さんが教えてくれなかった」「〜さんがやってくれなかった」と他人のせいにしてしまう傾向があります。


・プライドが高い

自信過剰な面があり、自分のやり方や考えに固執し、他者の意見を聞き入れないことがあります。


・承認欲求が強い

自分の頑張りや成果を頻繁に認められたい、褒められたいという欲求が強いです。


これらの特徴は、いわゆる「Z世代」の若手社員全体に当てはまるわけではありません。Z世代は多様な価値観を持ち、自律的に行動できる優秀な人材も多いです。「ベビー社員」は、Z世代の中でも特定の傾向が強く出ている層を指す、という認識が重要です。




■「ベビー社員」が生まれる背景


「ベビー社員」が生まれる背景には、以下のような要因が考えられます。


・過保護な家庭環境

幼い頃から親に先回りして何でもやってもらっていた経験が、自立性の低さに繋がっています。


・SNS文化の影響

「いいね」やフォロワー数など、常に他者からの承認を求める環境で育ったため、承認欲求が強くなりがちです。


・失敗を回避する教育

失敗を過度に恐れるあまり、挑戦しない、無難な選択をするという行動パターンが身についてしまっています。





■「ベビー社員」への対処法


「ベビー社員」を育てることは、決して簡単ではありません。しかし、彼らをただ「使えない」と切り捨てるのではなく、上手に育成することで、組織の戦力にすることも可能です。


1.具体的に、丁寧に伝える

抽象的な指示は避け、「〇〇の資料を作成して、明日午前中までにAさんに提出してください」のように、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)を意識して具体的に指示しましょう。また、業務の意図や背景を丁寧に説明することで、当事者意識を持たせることができます。


2.成功体験を積ませる

小さなタスクから任せ、達成したらすぐに「ありがとう」「助かったよ」と感謝の気持ちを伝えたり、「君のここが良かったよ」と具体的に褒めたりしましょう。これにより、彼らは自信をつけ、自己肯定感を高めることができます。



3.役割を与える

「この業務は君にしか任せられない」「君の頑張りがチームの成果に繋がっている」といった言葉で、彼らがチームの中で重要な役割を担っていることを伝えましょう。これにより、責任感やモチベーションを引き出すことができます。



4.プライベートには踏み込みすぎない

信頼関係を築く上でコミュニケーションは重要ですが、彼らの個人的な事情や価値観に深く踏み込みすぎるのは避けましょう。健全な距離感を保つことが、お互いにとってのストレス軽減に繋がります。




■最終的に必要なのは「見守り」と「忍耐」


「ベビー社員」の育成は、時間と労力がかかるものです。上司や先輩社員は、彼らの成長を焦らず、温かい目で見守る姿勢が求められます。すぐに結果が出なくても、少しずつできることが増えていく過程を評価し、「大丈夫、君ならできる」と信じ続けることが、彼らを自律したビジネスパーソンに成長させる鍵となるでしょう。


あなたの職場には「ベビー社員」はいますか? もしいるなら、どのように関わっていますか?


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©2023 合同会社ラパンサービス

Écrit par Hideo Yamamoto.

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