ビジネスパーソンのためのアンガーマネジメント
- LAPIN PDG
- 2025年8月26日
- 読了時間: 3分

1.アンガーマネジメントとは
「なぜ、自分ばかりこんな目に…」「どうして、あの人はいつも…」
ビジネスシーンでは、自分の思い通りにいかないことや、他者との意見の食い違いなど、イライラする場面が数多くあります。怒りを感じること自体は自然な感情ですが、その感情に振り回されてしまうと、人間関係が悪化したり、仕事のパフォーマンスが低下したりと、さまざまな悪影響を及ぼしかねません。
そこで知っておきたいのが、アンガーマネジメントです。これは、怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングで、怒りをコントロールする技術を学び、冷静な判断力を保つことを目指します。
2.アンガーマネジメントの3つの基本原則
アンガーマネジメントは、「怒らないこと」を目指すのではなく、「怒る必要があることには適切に怒り、怒る必要がないことには怒らない」状態を目指します。この考え方を支える3つの基本原則を見ていきましょう。
1)怒りを客観視する
怒りを感じたとき、まずその感情を冷静に観察する練習をします。「今、自分は怒っているな」「何に対して怒っているんだろう?」と、一歩引いて自分自身を客観的に見つめることで、感情に支配されにくくなります。
2)怒りの「ピーク」を乗り越える
怒りの感情は、発生からおよそ6秒間がピークだと言われています。この6秒間をやり過ごすことが、怒りの爆発を防ぐ鍵になります。
3)怒りの「トリガー」を知る
自分がどんなときに怒りを感じやすいのかを知ることも重要です。例えば、「相手が時間を守らないとき」「自分の意見を否定されたとき」など、怒りの原因(トリガー)を把握することで、事前に備えたり、怒りを回避する行動を取ったりすることができます。
3.今すぐできるアンガーマネジメントの実践テクニック
ビジネスシーンで役立つ、具体的なテクニックをいくつかご紹介します。
1)6秒ルール:深呼吸とカウントダウン
怒りを感じ始めたら、まずは6秒間待ちましょう。この間、深呼吸をしたり、心の中でゆっくりと数を数えたりすることで、衝動的な言動を抑えることができます。
2)怒りの「見える化」:スケールテクニック
自分の怒りを10段階のスケールで評価するテクニックです。
たとえば、「ちょっとイラッとする」を2、「かなり腹立たしい」を8、のように、客観的な数値で怒りを表現してみましょう。これにより、自分の怒りを客観的に捉え、冷静さを取り戻すきっかけになります。
3)自分の「べき」を見直す
「仕事は完璧であるべきだ」「上司は部下の意見を聞くべきだ」といった、自分の中の「〜すべき」という考え方が、怒りのトリガーになっていることがあります。
相手や状況が自分の「べき」に合致しないとき、人は怒りを感じやすくなります。自分の「べき」を絶対的なものとして捉えず、「そうではない人もいる」と柔軟に考えることで、不必要な怒りを減らすことができます。
4)コーピング・マントラ
怒りを感じたときに、心の中で繰り返す自分だけの「呪文(マントラ)」を用意しておきましょう。
「まあ、いいか」「落ち着け、落ち着け」「問題じゃない」など、自分を落ち着かせるための短いフレーズが効果的です。
4.まとめ
アンガーマネジメントは、自分自身の感情をコントロールするスキルであり、それは仕事の効率化、人間関係の改善、そして心の安定にもつながります。
怒りの感情は誰もが持っているものです。大切なのは、その感情に振り回されるのではなく、上手に付き合っていくことです。今日からできる小さな一歩から、アンガーマネジメントを始めてみませんか。
感情と向き合うことで、より建設的でストレスの少ないビジネスライフを築くことができるでしょう。



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