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歩数計ポイ活アプリのリスク

What are the risks of pedometer point-earning apps?
What are the risks of pedometer point-earning apps?

〜行動履歴が売られている〜


歩いてポイントが貯まる「歩数計ポイ活アプリ」。健康管理とお小遣い稼ぎが同時にできるため人気ですが、実は「最もプライバシー密度の高い情報」を差し出している自覚を持つ必要があります。


ただ歩いているだけだと思ったら大間違い。スマホの裏側で何が起きているのか、その実態とリスクを徹底解説します。



1. アプリが「こっそり」集めている情報


歩数計アプリは、単に「1、2、3...」と歩数を数えているだけではありません。主に以下の3つの情報をセットで収集しています。



① 精密な位置情報(GPSログ)

これが最も価値が高く、かつリスクのある情報です。


・自宅や職場の特定

毎日長時間滞在する場所から、あなたの生活拠点が100%特定されます。


・行動パターン

「何曜日の何時にどのスーパーに寄るか」「どの病院に通っているか」といった、極めてプライベートな行動履歴が筒抜けになります。



② ヘルスケアデータ

スマホ標準のヘルスケア機能(Apple Health / Google Fit)と連携することで、以下の情報を取得します。


・歩数、移動距離、消費カロリー

・身長、体重、性別、年齢(入力していれば)

・心拍数や睡眠時間(スマートウォッチ連携時)



③ デバイス情報と広告識別子

・広告用ID(IDFA/AAID)

あなたが他のアプリで何を見ているかという情報と紐付け、効率的な広告を表示するために使われます。


・端末の機種名・OSバージョン

ユーザーの経済状況を推測する指標の一つになります。




2. なぜその情報が必要なのか?

(ビジネスの裏側)


運営会社が無料でポイントを配れるのは、あなたのデータを「マーケティング資料」として活用しているからです。


・人流解析

「このエリアの住民は、週末にこのショッピングモールへ行く傾向がある」といったデータを自治体や企業に販売します。


・超ターゲット広告

「毎日3km以上歩く健康志向の30代女性」というピンポイントな層に対して、スポーツシューズの広告を出せるようになります。




3. 情報漏洩した際のリスク

〜何が起きる?〜


もしアプリのデータベースがサイバー攻撃を受けたり、不適切な転売をされたりした場合、以下のような実害が想定されます。


・物理的リスク

自宅や行動ルートが特定され、空き巣やストーカー被害につながる恐れ。


・詐欺被害

行動圏内の店舗を装ったフィッシングメールや、健康の悩み(通院履歴等)につけ込んだ詐欺電話が増える。


・プロファイリング

本来知られたくない病歴や生活習慣がデータ化され、将来的に保険の加入やローン審査に悪影響を及ぼす(※現在の日本では稀ですが、技術的には可能)。



4. 安全に歩くための「防衛策」


ポイ活をやめる必要はありませんが、以下の「3つの自己防衛」を徹底してください。


①「正確な位置情報」をオフにする

iPhoneやAndroidの設定で、位置情報の許可を「おおよその位置情報」に変更できる場合があります。また、移動中だけ許可し、アプリを閉じておけば取得されない設定(「アプリの使用中のみ」)にしましょう。


②複数の「移動系アプリ」を入れすぎない

多くのアプリを入れるほど、バッテリーの消耗が早まるだけでなく、情報流出の窓口を増やすことになります。信頼できる大手(トリマ、アルコ、dヘルスケア等)に厳選するのが賢明です。


③「運営会社」の身元を確認する

・プライバシーマーク

Pマークを取得しているか?


・ISMS

情報セキュリティマネジメントシステムの認証があるか?


・利用規約

「第三者へのデータ提供」についてどう記載されているか?




■あなたの歩行は「商品」である


歩数計アプリにおいて、あなたは「顧客」ではなく、データを提供する「商品生産者」に近い存在です。


「自分の生活をどこまで可視化されても構わないか」というラインを決め、ポイントの対価として情報を売っているという意識を持つことが、最も確実なリスクヘッジになります。


ちなみに、今メインで使っている歩数計ポイ活アプリの中で、「これ、電池の減りが異常に早いな」とか「位置情報を常に求めてくるな」と気になっているものはありますか?


それは危険かも!


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©2023 合同会社ラパンサービス

Écrit par Hideo Yamamoto.

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